Rez Infinite

Rez。単にジャンルをわけるなら3Dのシューティングなのでしょうが、音ゲーに近い気がします。

オリジナルは今は無きドリームキャストのゲーム。作ったのはセガラリーやスペースチャンネルを作った奇才、水口哲也氏。

Rez Infiniteタイトル画面
セガラリー、特にセガラリー2はドリフトが大変心地よく、それでいて難易度もそこそこと大変楽しいゲームだったのだけど、恐らく水口氏が納得するまで調整が入っていたのかなと思います。というのも、Rezの開発時のインタビューを見たことがあるのだけど、水口氏が「面白い、気持ちいい」と思うまで、開発陣に何回もダメ出しをしていました。言葉じゃ伝わらない部分なので、大変苦労したと思います。

その甲斐あって、大変面白いゲームでしたが、如何せんドリームキャストのコントローラーではロックオンが難しく最終ステージは結局はクリアできてなかった気がします。

あれから20年近くたって、SteamでRez Infiniteを見つけたのが3年前。まさか、VR対応になって帰ってきていたとは。即購入してプレイ。マウス対応になって超快適。コントローラーでロックオンに必死になっていたころと違って、純粋にゲームに、そして音と映像の世界に没頭できます。感覚的な気持ちよさとしては、エアーキャップをぷちぷちする感じでしょうか。

Aewa3ボス。Swarmを薙ぎ払いつつコアを狙います。
あれだけ苦労したArea5もあっさりクリアすることができました。

そして登場するAreaX。ロックオンの操作の他、前進後退ができて、3D空間の中を飛び回ることができます。そして何より、当時のハード的な制約(VGAやCPUのパワー)では実現できなかった美麗なグラフィックを堪能することができます。

過去にこのゲームをやったことのある人なら必ず感じるのは、「当時、水口氏がやりたかったのはこれだったんだろうな…」ということ。

女の子が出てれば売れるという風潮の中、こういうゲームももっと評価されても良いと思うんだけどなあ。まあ、終盤で女性?が出てくるという点ではあまり変わらんのかもしれませんが…。

オリジナルRez
Area5終盤。粗いポリゴンもこれはこれで良いのだけど。
AreaX。ドット全部が3Dで配置されています。奇麗。
AreaX終盤。髪の毛一本一本がゆらゆら揺れてます。