コントローラーの改造 その3 Qanba Droneのボタンの直配線

きっかけ

今回のCapcom Cupでは毎試合コントローラーのチェックをしていました。ここ数年でコントローラーがいろんなメーカーから出ていますが、コマコンなどを持ち込む参加者が出る可能性がある以上、今後もこの流れは続くと思います。
昨年8月に書いた「Qanba Droneへのボタン追加ですが、おそらくカプコンプロツアーのレギュレーションに抵触しています。具体的には、この辺り。

同じ攻撃行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、弱パンチボタンを2つ以上設置することは認められない。

オフラインの大会参加して、コントローラーをチェックされた場合にアウトなので、再度改造してみました。

作業

DroneのL3とR3ボタンは基板上にスイッチのパターンがあるため、基板のパターンに直ではんだ付けしていきます。手持ちの工具とはんだで試みたのですが、こてが悪いのか、はんだが古いのか、基板に上手くつかないので工具等を追加しました。

工具

  • はんだごて
    白光の温度調整できるFX600-02を調達。10年ほど前に買った、同じく白光のRed 500は持っていたのですが、はんだ付けはこて先の温度が大事らしいので思い切って買いました。
  • フラックス
    基板上のボタンの配線パターンは穴が開いているわけではないので接合が大変です。フラックスを塗ると月が良くなるとの情報を得たので購入。ホーザンのH-722。
  • はんだ
    はんだも30年近く前のもので、太いので0.6φのものを購入。購入した後で未開封のものを買っていたことに気が付いたorz。

作業

  1. 普通に基板を外します。ねじは5箇所。

    本体についている基板

  2. 今回はんだ付けするのはL3とR3のスイッチ。パターンの幅は数mm程度。拡大鏡が欲しい。

    表側に各スイッチのパターンがあります

  3. フラックスを塗ってもうまくつかずに諦めかけましたが、何回か挑戦し、なんとかくっつけることができました。下手くそで汚いのはご愛敬😓
    パターンの隙間が1mmも無いので、はんだ自体でショートしちゃっているか心配でしたが、大丈夫だったようです。

    作業終了

  4. そのままだと他のボタンが効かなくなるので、L3とR3のスイッチは外しておきます。蓋を戻して完成。これでハードウェアチェックされても大丈夫。もっとも、ハードウェアチェックされるほど勝ち上がれるとは思えませんが🥲

    ボタン
    完成