Return of the Obra Dinn

Steamで圧倒的に好評で半額セールだったことと、昔懐かし白黒のドット絵が気になって買ったのが2年前。少しだけやって行き詰って積んでたので、最初からやり直すことにしました。

タイトル画面
内容は、イギリスファルマス港に突如として姿を現した消息を絶っていたObra Dinn号に保険調査員として乗り込み調査するというもの。 Obra Dinn号は、1802年にイギリスロンドン港から喜望峰へ向けて出発し行方不明となっていましたが、1807年に突如ファルマス港に姿を現します。帰還した船には誰一人として乗っておらず、ところどころに遺体があるのみ。プレイヤーは死体などから当時の残像思念を映し出すことのできる不思議な懐中時計(メメントモーテム)、Obra Dinn号に乗船していた画家のスケッチ、乗船者リストを使って約60名の消息を特定していきます。 船に誰も乗っていなかったことから、ほとんどの乗船者が死亡または行方不明になっていることが推察できますが、メメントモーテムをもとに過去の出来事を映し出し、スケッチにある人物の名前を特定し、その人の行方と死んでる場合は死因も特定していきます。
アクション要素全くなしで、純粋に推理だけを楽しむゲームなので、運要素はほぼ皆無。ひたすら画面とにらめっこをしながら推理をしつつ解いていきます。
左はみんな大好き〇〇氏。いたるところに登場します。右は最序盤で殺された〇〇氏。
結局私は30人ほど確定したところでギブアップ。攻略サイトを見ながらクリアしましたが、仕掛けに納得しつつも「こんなの気が付かないよ!」のオンパレードでした。
とにかくこのゲームは表示される画像を隅から隅まで。登場人物は一人ずつ頭のてっぺんからつま先まで覚えるくらいの覚悟で舐めるように見る必要があります。芋づる式に回答が出てくるゲームではないので、自力で解こうとすると非常な根気を必要とします。積みゲー崩しておくかーぐらいの気持ちでは解けないでしょう。
ヒントを見つつクリアしてしまったことに多少の後悔はありますが、面白いゲームだったことは間違いないですし、圧倒的に好評なのも頷けます。

最後に偶然にもこの記事にたどり着いた方のために、手掛かり的なことをいくつか残しておきます。ネタバレ無しのつもりです。

【登場人物は基本的に職名に忠実】
残像思念は非常によく描きこまれています。また、残像思念中に違う部屋や階層(甲板)に移動することもでき、そこで手掛かりとなる描写があったりします。
○司厨手は担当の航海士と一緒にいることが多い
○檣楼員はマストに登って作業することがある
○甲板員はマストには登らない
○家畜番は動物の近くにいることが多く、作業もする
○船医は負傷者を診ていることがある
○「航海士」や「長」のつく職業は恰好が立派
○船匠も作業していることがある
○名前を呼ばれて聞き耳を立てたり、同郷の人間同士で集まって遊んでいたり
などなど

【体の特徴や持ち物】
体の特徴や持ち物などから特定できる場合があります。
帽子、入れ墨、洋服、靴、武器などなど
普段持ち歩いているものを寝るときにはそばに置いておいたり…。
同じ職名の人は同じ服装をしていたりします。司厨手や士官候補生など。

【名簿】
これは気が付かない人はまず無理ですが、船員リストの番号が、就寝時に使うものについている番号と一致しています。

可能な限りの特定が終わるとお知らせがあるのでそこまで頑張りましょう。
Good luck!